今回は、『「キレイで安全な水」と「健康に良い水」はイコールではない。』ということについてお話ししてみたいと思います。
たとえば、
●ミネラルウォーターも
●高性能な浄水器(もちろん逆浸透膜RO浄水器も含みます)を通したお水も
●レンタル等のウォーターサーバーのお水も
「水道水そのままよりは、塩素がない分だけ安全だし良いんじゃない・・・・」
「不純物が少ないし、その分だけキレイで安全だし良いんじゃない・・・・」
という程度のお水であって、決して「だから健康に良いお水」とは云えません。
別の項目でお話しした内容と似ていますが、浄水器を通して不純物が少なくなった水のことは「キレイな水」または「安全な水」と呼ぶのが正解だと思います。
その水を『健康によい水』というのは早計というべきでしょう。
「健康によいお水」というのは不純物が少なくキレイであるばかりではなく、「酸化力をもたない水」または「還元力をもつ水」のことを云います。
別の項目でお話しした内容の繰り返しになりますが、ここをよく理解して頂きたい。
浄水器の役目を一言でいえば、「不純物を少なくする役目」です。
たとえば、砂場の中にガビョウ📌が混ざってしまったとします。
そのガビョウ📌を取り除くために、ザルのようなもので砂場の砂をふるいにかけてガビョウ📌だけを取り除いたとします。
このとき、ガビョウ📌は取り除けましたが、砂場の砂そのものは何も変わっていません。たとえば、星形の砂になったわけでも、鳥取砂丘の砂のように細かくサラサラになったわけでもありません。砂自身は何も変わっていないのです。
上記の「砂」そのものを「水」、砂に混ざってしまったガビョウ📌を水に含まれる「不純物」だと考えて頂きたいのです。
そして、砂をふるいにかける行為が、まさに浄水器が行なう役目なのです。
たしかに、浄水器を通すことで水に含まれる不純物を少なくすることは出来ます。
しかし、浄水器を通したからといって「水」そのものがもっている酸化力を抑えたりすることは出来ないのです。
健康に良い水、酸化力をもたない水、いわゆる身体をサビさせない方向にチカラを発揮する水は、浄水器を通した水ではありません。
では、「健康に良い水」、「酸化力をもたない水」、「身体をサビさせない水」とは、どういう水のことでしょう。
それは、酸化力をもたず、逆に抗酸化力、むしろ還元力のある水のことを云います。
ご承知のように、わたくしたちの身体は、赤ちゃんで80%前後、成人未満で70%前後、成人男性は60%前後、成人女性だと55%前後が水分です。
もう一度よく再認識して下さい。
身体の圧倒的多数が「水」なのです。
わたくしたちの身体の半分以上を占める「水」が、体内で酸化力を発揮すれば健康によいはずもありませんよね。
そのあたりを、よくよく考えてみてください。